学位論文

博士・修士論文について

(1)修士論文の分量は、本文(注を含む)について400字詰め原稿用紙150枚分を下限(厳守)とし、上限は同200枚分を目安とします。なお、概要書の字数は400字詰め原稿用紙20枚程度を目安とします。

(2)哲学コース博士後期課程在籍学生(単位取得後退学してから満3年未満のものを含む)が提出する博士論文の本文の字数の分量は、400字詰め原稿用紙換算で300枚~500枚程度を目安とします。なお、「本文の字数」には、目次を除き、注、参考文献、資料掲載などをふくめることとする。

博士・修士論文題目一覧

2024年度

2024年度修士論文 
井ノ上 薫前期メルロ=ポンティのセザンヌ論
岡⽥ 智博アリストテレス倫理学における観想と幸福に
ついて
山下  航 カントの永遠平和構想と啓蒙の課題

2023年度

2023年度博士論文 
尾崎 賛美   カント、フィヒテに依拠した「力動的自我論」の研究
繁田 歩カント対象論の研究
峯尾 幸之介モーリッツ・ガイガーの現象学と美学
2023年度修士論文 
小名 洋脩レヴィナスにおける「享受」の分析
木浪 凜太郎人格の生と事前指示 
――クヴァンテの人格概念を参考に――
寺島 奈那 擬ディオニュシオス・アレオパギテース
における「神の名」

2022年度

2022年度博士論文
寺嶋 雅彦       予定調和の哲学――1686年から1705年にかけて、G.W.ライプニッツは知的交流に基づき、どのように真理へと接近したのか――     
2022年度修士論文  
植島 幹登ジンメルと「形而上学的憧憬」の問題
関口 拓海現存在の超越について

2021年度

2021年度博士論文
若松 功一郎     マイスター・エックハルトにおける知性論の研究――トマス主義と新プラトン主義のはざまで――
2021年度修士論文  
逢坂 暁乃   ディートリッヒ・ボンヘッファーにおける信仰と行為
渡辺 浩太   自由意志と実践理性

2020年度

2020年度修士論文  
渡邉 夏歩      カント哲学における「自由」の概念について
宗利 風也ジャック・デリダ『声と現象』研究――時間とエクリチュールについて
小林 昌平ハイデガーの「存在史的思索」における古代ギリシア哲学との対決――形而上学の新たな生起のために――

2019年度

2019年度修士論文  
道下 拓哉  カント理論哲学と「形式」主義の問題
広瀬 哲平  Plato on Self-Knowledge in the First Alcibiades
阿達 佳子  ハイデガーにおける真理と芸術

2018年度

 2018年度博士論文 
西村 雄太     マイスター・エックハルトの非トマス的な存在理解について―ガンのヘンリクスの影響関係を踏まえて 
峰尾 公也 ハイデガーと時間性の哲学ー根源・派生・媒介
2018年度修士論文  
鈴木 想平 『形而上学』Λ巻7章と9章の読解
井上  遼ためらい論
生駒 美桜 メルロ=ポンティ研究
中村  涼カント倫理学における道徳的行為の主観的源泉

2017年度

2017年度修士論文  
上田 唯吾  ベルクソンによる哲学とその外部
石川 茉耶  ショーペンハウアー音楽論の限界と可能性
齊藤 芳   カール・ヤスパースにおける限界状況
山本 亮史  現代日本社会における承認の位置づけ
石川 駿  実践的自由としての外的自由
尾崎 賛美  カント理論哲学における自我の問題
繁田 歩  カント「超越論的論理学」の言語哲学的解釈
松浦 義樹    プラトン『ピレボス』における「四分類」と「偽の快楽」
  の関係について

2016年度

2016年度博士論文  
中山 剛史    ヤスパース倫理学の射程-<実存倫理>から<理性倫理>へ-
橋詰 史晶 フッサール現象学における普遍性の問題
2016年度修士論文  
小寺 隼豊権力と歴史
匂坂 亮現存在と存在論
丹羽 哲理レヴィナスにおける「分離」の問題

2015年度

2015年度修士論文  
児玉 一嶺  サルトルの他者概念
寺嶋 雅彦 ライプニッツの自然哲学
──生物学の方法論的原理と生物種の問題──
野呂 俊輔無性──『存在と時間』における自己伝承の根拠

2014年度

2014年度博士論文   
岡田 聡       精神医学から哲学へいたるヤスパースの思索全体と根本態度(課程博士) 
村上 寛マルグリット・ポレートの『単純な魂の鏡』における「滅却された魂」──意志と愛、知性と認識の観点から(課程博士) 
2014年度修士論文  
若松 功一郎      「義」(iustitia)と「義なる者」(iustus)とをめぐるエックハルトの思惟――始原(principium)、形相(forma)、徳(virtus)の観点から――
 藤田 貴也 ネルソン・グッドマンの隠喩論
 小谷 純人 ベルクソン哲学における自由について

2013年度

2013年度博士論文  
浜野 喬士   超感性的なもの、認識一般、根拠 
 ――カント『判断力批判』研究――(課程博士)
2013年度修士論文 
蒲谷 美里       アウグスティヌス『告白』における罪解釈
岩城 文夏スーザン・ボルドーにおける文化的注視と身体
瀧本 有香ヘーゲルと自然美
西村 雄太エックハルトにおける誕生論の存在論的解釈
福田 淑子ドゥンス・スコトゥスにおける「無原罪の宿り」(Immaculata Conceptio)の解釈
小川 泰治「目的の国」の意義と射程
金子 綾乃 科学技術時代における倫理 
金子 知世 レヴィナスにおける主体

2012年度

2012年度博士論文   
田原 彰太郎      格率の普遍化可能性と道徳性―カント『道徳形而上学の基礎づけ』第二章における〈道徳的判定の手続きとしての定言命法〉研究―(課程博士) 
宮崎 文典プラトン『ゴルギアス』における正義・善・美
(課程博士) 
2012年度修士論文    
菊池 真由美ヤスパースの芸術哲学についての考察

2011年度

2011年度博士論文  
 杉藤 雅子      自由と承認―シモーヌ・ド・ボーヴォワールの倫理思想―(課程博士)
2011年度修士論文 
大谷 崇  シオランの変容―『ルーマニアの変容』と「シオラン」の生成―
川本 愛アリストテレス『政治学』における「人間は自然によってポリス的動物である」という命題の含意について
橋詰 史晶    フッサール現象学における流れについて 
林田 まどか     没入と物語
峰尾 公也 「分散」について 
山本 沙世初期フィヒテにおける他者論について

2010年度

2010年度博士論文
 黒崎 剛     ヘーゲル・未完の弁証法―『精神現象学』における「意識の経験の学」の試みの意義とその挫折の原因についての研究―(論文博士)
大沢 啓徳「永遠の哲学」へ向けて―ハイゼンベルク量子力学的世界像によるヤスパース形而上学の基礎づけと限界―(課程博士)
2010年度修士論文
玉川 靖プラトンのイデア論再検討をめぐる一考察―『パルメニデス』第一部を中心に―
齋藤 祐樹 ショーペンハウアーの表象論
内藤 麻央     前期ハイデガーの現象学的存在論